以下、
Doshin Web より引用
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手話を言語として認め、聴覚障害者が暮らしやすい地域づくりを目指す
「石狩市手話に関する基本条例案」が市議会で可決された16日
傍聴席から喜びの声が上がった。全国の市町村で初の手話条例。
「健常者と普通にコミュニケーションできる日が一歩近づいた」
関係者は手話の普及に期待を込めた。
傍聴席に「静かな拍手」が広がった。
全会一致で条例案が可決された瞬間、傍聴席を埋めた聴覚障害者ら約40人が
両手を挙げ、手の表裏を交互に見せる手話で拍手を表現した。
本会議は直後に20分間休憩。傍聴席の市民や担当市職員が議場に入り
「祝 石狩市手話基本条例 成立!!」と書かれた横断幕を持って記念撮影した。
田岡克介市長は
「ろう者のみなさんと、支えてきた市民サークルの思いが結集した。
垣根のない社会の実現を目指したい」と喜んだ。
条例は7条で構成され、前文で「手話は音声言語である日本語と異なる言語」と位置づけた。
道ろうあ連盟の佐藤英治副理事長(68)は
「手話には1万5千もの独自の単語があり、ジェスチャーとは全く違う。
手話は言語であるとの認識が道内に広まるきっかけになる」と話した。
条例では、手話の普及に向けた市の施策推進を掲げており
市は手話のできる職員の養成や市民向け講習会の開催などを検討している。
石狩聴力障害者協会の杉本五郎会長(66)は
「これまで一般の方とのコミュニケーションには壁があった。
市民のみなさんが手話を使えるようになれば、壁がなくなる」と喜んだ。
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