難聴治療、幅広がる 補聴器・人工内耳が進化

2014.03.14 12:51|制度
以下、朝日新聞 より引用

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東京都の女性(43)は、外耳道閉鎖症で生まれつき右耳がほとんど聞こえなかった。
耳の穴の入り口から鼓膜までの外耳道がふさがってしまう病気だ。

耳に入った音は、外耳道を通って鼓膜を振動させ、中耳、内耳と伝わる。
内耳にある蝸牛(かぎゅう)で電気信号に変わり、聴神経を通って脳に伝わっている。
外耳や中耳に問題があると内耳に音が届かず、難聴になる。

女性は、耳の穴に入れるタイプの一般的な補聴器は使えなかった。
片耳だけでは、どの方向から音が聞こえているのかはっきりせず、
車にはねられそうになったこともあったという。

耳の穴に入れるのではないタイプの補聴器が、
日本でも医療機器の承認を目指して臨床試験(治験)が始まっていることを知った。
参加したくて虎の門病院(東京都港区)を訪ねた。
2007年、ドリルで耳の後ろの頭蓋骨(ずがいこつ)に穴をあけ、
チタン製の端子を埋め込む「骨固定型補聴器(BAHA)」の手術を受けた。
全身麻酔で約1時間。検査も含めて約10日入院した。

骨と端子が結合するまで3カ月ほどかかる。
その後、音を振動に変える装置を端子に取り付けると、
骨が震えて内耳に直接伝わり、音が聞こえる。

女性は「音がかたまりになって聞こえてくる感じ。
世界が変わったようだった」と振り返る。

骨を振動させる補聴器はこれまでもあったが、
ヘアバンドなどで機器を頭に固定し、皮膚の上から震わせるタイプだった。
頭が圧迫されて痛く、目立つのであまり普及しなかった。

BAHAは内耳に振動が直接伝わるので音質がいい。
昨年1月に公的医療保険の適用になった。
治療費はそれまで100万円ほど必要だったが、原則3割負担になった。
高額療養費制度を使えば、さらに負担は軽くなる。局所麻酔で日帰りも可能という。

保険が認められるのは、外耳道閉鎖症や、中耳にある骨が硬くなる耳硬化症、
慢性の中耳炎などによる両耳の難聴。片耳の難聴は適用されない。
年齢も18歳以上(外耳道閉鎖症は親の承諾があれば15歳以上)だ。
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