人工内耳に新タイプ登場

2015.03.12 15:28|情報
以下、奈良新聞 より抜粋

***************************************************

従来は人工内耳手術の対象外とされた、聴力が一部残っている人のための
「残存聴力活用型」と呼ばれる新しい人工内耳が登場した。
補聴器の機能も併せ持っており、2種類の刺激で音を聞き取るのが特徴。
健康保険も適用される。

耳の奥にある内耳は、外耳、中耳を経て届いた音の振動を、電気信号に変えて聴神経に伝える器官だ。
その役割を担うのが渦巻き状の「蝸牛(かぎゅう)」。

人工内耳は、障害された蝸牛の機能を代替する医療機器で、
マイクで拾った音を電気信号に変換し、蝸牛に差し込んだ細長い電極に送ることで聴神経を直接刺激する。
国内では年間600人超が、人工内耳を埋め込む手術を受けているという。

ただ、通常の電極は材質が固いうえ、挿入時に蝸牛の骨に穴をあける手術法が一般的だった。
手術で蝸牛が痛むことは避けられないため、日本耳鼻咽喉科学会が定める手術の対象は、
聴力レベルが両耳とも90デシベル以上の重度難聴者に限定されていた。
難聴は数字が大きいほど重く、90デシベルとは耳元でないと大声も聞き取れないレベルだ。

一方、難聴には、小鳥のさえずりや家電のアラームなどの高い音は全く聞こえないのに、
トラックのエンジン音のような低い音は分かるというタイプがある。
こうした人たちは、会話も非常に不便だが、補聴器ではカバーできず、
結局、難聴が悪化するまで人工内耳の埋め込みを待たなければならなかった。

新しい人工内耳はこのタイプの難聴が対象。
耳掛け式のマイクで集めた音を高さ(周波数)によって分け、
高音は電気信号として蝸牛の電極へ、低音は増幅した音声として外耳に送る。
人工内耳と補聴器の合体版と言える。

(中略)

人工内耳は手術して終わりではなく、脳が人工内耳の刺激に慣れるまで、成人で平均数か月のリハビリが必要。
言語聴覚士が指導するが、新タイプでは当初、違った種類の音が混在して聞こえることもあり、
よりきめ細かいフォローが必要になりそうだ。
スポンサーサイト
| 2017.09 |
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

NDSセンター

Author:NDSセンター

カテゴリ

最新記事

月別アーカイブ

検索フォーム

QRコード

QR

ページトップへ