初診日証明 高い壁 廃院、カルテ廃棄…障害年金断念 社労士 「数万人が涙」

2015.03.20 11:55|情報
以下、西日本新聞 より引用

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「初診日を証明できなければ、障害年金は受け取れない」。
障害年金を扱う現場では「常識」として語られ、多くの加入者が
初めて医師の診察を受けた日を明らかにすることができずに涙をのんできた。
公務員は本人の申告だけでも認められ、公的年金制度の財政構造上、
みんなが出し合っているお金を有利な条件で受け取っているという点からも不公平と言える。

「みんな、初診日の証明にさんざん苦労しているはず。
公務員は自己申告でOKなんて知ったら、怒り狂うでしょうね」。
静岡県内に住む聴覚障害の男性(63)は「官民格差」に憤る。

男性は幼少期にけがで左耳の鼓膜を破り、大人になってから両耳とも難聴に。
48歳だった2000年に身体障害者手帳を取得するため、
当時住んでいた神奈川県内の耳鼻咽喉科を受診した。
身障者手帳は交付されたが、役場では年金のことは何も知らされなかった。

60歳を迎えた12年、老齢年金の手続きに訪れた年金事務所で制度の存在を知り、障害年金を請求した。
00年にかかった耳鼻咽喉科は既に廃院。カルテや当時の診断書は入手できなかった。
ただ、男性は「(平成)12年(00年)6月19日」と初診の日付が押印された診察券を保管しており、
これを証拠として提出した。

ところが、年金機構は「提出された書類では、初診日を確認できない」として請求を却下。
男性は不服を申し立てたが通らず、諦めかけたものの
依頼していた社会保険労務士の説得で再申し立てをした結果、ようやく支給が認められた。
年金が支払われたのは、14年1月。最初の請求から実に1年半がたっていた。

男性は現在、月約12万円の障害年金を受給している。
補聴器を使っても仕事を続けるのは難しくなり、14年秋に退職した。
「年金がなかったら生活は苦しかったと思う。私はまだよかったが、
多くの人が初診日を証明できずに年金を諦めているのではないか」と話す。
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