聴覚障害者 楽しく買い物 筆談商店街 いらっしゃい

2015.10.06 14:08|情報
以下、東京新聞 より引用

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商品知識の豊富な店員との会話は、買い物の楽しみの一つ。
それが難しい聴覚障害者らに「筆談」で接客しようという商店街ぐるみの取り組みが、東京・南千住で始まった。
筆談できることを知らせる表示板を店頭に掲げ、耳の聞こえない人に気軽に来店をと呼び掛けている。

「このファンデーションは一年を通して使えます。値段は二千八百円になります」

荒川区のJR南千住駅から北へ延びる「コツ通り商店会」の一角で営業する「いせ川化粧品店」で、
伊勢川正夫社長(61)がメモ用紙にペンで説明書きをし、区内に住む堀川すみれさん(60)に見せていた。

堀川さんは五十歳で聴力を完全に失った。
手術で人工内耳を埋め込み、わずかな音は聞き取れるようになったが、
よほど大声でないと言われていることは分からない。
話すことはできる。伊勢川さんはペン、堀川さんは声。二十分ほどの対話の後、
堀川さんは「これにするわ」とファンデーションとケースを買った。


店内の机には「聞こえの悪い方は、筆談致します」と書かれたボードが置いてある。
全日本難聴者・中途失聴者団体連合会(東京都新宿区)が普及を呼び掛ける
「耳マーク」があしらわれている。
難聴者がバッジなどにして身に着け、援助が必要なことを知らせる目印として使われている。

「筆談致します」の表示は九月上旬に始まった。
堀川さんの「店員と思ったようにやりとりできず、買い物がしづらい」という悩みを
知人から聞いたコツ通り商店会の杉山六郎会長(79)が加盟店に呼び掛けた。
現在は全店の二割に当たる十二店がボードやポスターで筆談できることを知らせている。

連合会によると、現在、全国で耳マークが掲示されているのは病院や金融機関、公共施設など。
商店街ぐるみでの取り組みは珍しいという。

堀川さんは「耳の不自由なことは見た目では分からない。
私のように話ができる中途失聴者はなおさらで、筆談を頼むことをためらう人も多い。
こうした表示がある店には安心して入れます」と話した。

荒川区商店会連合会の副会長でもある杉山さんは、区内の商店街全てに表示を広げることが目標だ。
「どんな人でも買い物がしやすい環境をつくっていきたい」と意気込む。


<耳マーク>
1975年に名古屋市中途失聴・難聴者福祉連合会の高木四良さん(故人)が発案した。
難聴者はマークがデザインされたバッジなどを身に着けることで、
筆談や手話によるコミュニケーションが必要と周囲に知らせる。
聴覚障害者への援助を訴えるシンボルとしても使われている。
12年前に全日本難聴者・中途失聴者団体連合会が受け継ぎ、普及活動を続けている。






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