となりの障害-難聴になって⑤

2016.02.01 18:47|情報
以下、④に続き 毎日新聞 より引用

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高齢化の進展にともなって加齢などによる難聴者も増えていく。
「国立長寿医療研究センター」によると、65歳以上の難聴者は推計約1500万人で、およそ2人に1人という身近な問題だ。
これまでスムーズにできていたコミュニケーションが難聴によって困難になると、
家族の関係に影を落とし、交友関係も先細りしかねない。

◇煩わしくなる会話

東京都文京区で1人暮らしをする飯土井進さん(74)は15年前に聴力の低下に気付いた。
当時、家族から「話しかけてもたびたび気づかない」と指摘されて初めて気づいた。
その後も低下は続き、2011年4月に障害者手帳を取得した。

補聴器を使うが、自分の声が拡声器から放たれているように聞こえる。
さまざまな音を同じように拾うため、居酒屋に行けば皿がぶつかる音まで飛び込んでくる。
人の多い場所や自宅では外すことが多くなった。

最近は、補聴器をつけて人と話すこと自体が煩わしくなった。
「引きこもりたくない」との危機感から、山登り仲間の飲み会には定期的に出席する一方、
誰とも話さない日もある。

◇補聴器の説明必要

関東地方を中心に病院などで補聴器を調整する認定補聴器技能者、荒川秀利さん(64)は、
難聴者の家族に障害や症状に関して理解してもらうために、丁寧に説明することがよくある。

昨年夏に、ある高齢女性が補聴器の購入を決めたため、
荒川さんが家族に女性の症状と補聴器の説明をしようと連絡した。
息子は当初、「補聴器ごときで呼びつけるな」と怒った。
しかし、女性の家族に対し、補聴器をつけた時の聞こえ方や日常生活においての注意点を丁寧に説明した。
その後、息子も理解して態度が軟化。「説明を受けてよかった」と感謝された。

荒川さんは「補聴器をつければ、難聴者は『健聴者のように聞こえるようになる』と周囲に誤解されていることがある」
と指摘する。
補聴器はタイプも聞こえ方もさまざま。無理解な家族から「高い補聴器を買ったのに返事もしない」と嫌味を言われ、
傷つくケースも少なくないという。


【⑥に続く】
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