日本民間放送連盟へ「聴覚障害者支援について緊急要望」を提出

2016.04.18 10:20|情報
以下、全日本ろうあ連盟HP より引用

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一般社団法人 日本民間放送連盟
 会長 井上 弘様

                                   一般財団法人全日本ろうあ連盟
                                       理事長 石野富志三郎

                  聴覚障害者支援について緊急要望

日頃は私たち聴覚障害者への情報保障等に、格段のご配慮を頂き厚く御礼申し上げます。
さて、2016年4月14日21時26分頃に熊本県熊本地方で震度7の地震が発生しました。
災害時には被災地における住民、そして被災地を見守る国民にとって、
テレビ放送による迅速にして正確な情報提供はもっとも大切な情報源になります。 

基幹放送(民放)事業者各位におかれましては地震が起きた後から緊急放送を行っていましたが、
それには「手話通訳」はなく、万が一の事態が起こっても聴覚障害者は情報が得られずに対応が遅れてしまい、
命を失う危険にいつも直面しております。

当連盟は、これまでに災害が起こるたびに字幕と手話の付与をお願いしてきましたが、
依然として手話通訳については改善されない状況が続いております。

今年4月から施行された障害者差別解消法では「合理的配慮」が求められますが、
今なお聴覚障害者への対応に充分な姿勢が見られず非常に残念に思っています。

基幹放送(民放)事業者各位が放送事業者としての使命を果たされるよう下記の通り強く要望いたします。

                           記

1.緊急災害時におけるローカル番組を含むテレビ番組に、「手話通訳」の付与を行ってください。
<説明>
 「手話」について、手話ニュースを緊急放送したり、緊急災害時の放送番組には
 手話通訳を挿入して「手話放送」を実施して下さい。
 基幹放送(民放)事業者各位におかれましては、放送免許の更新にあたり、
 「基幹放送局の再免許等に当たっての要請」を総務省から受けとっておられると思います。
 その要請項目5では、「字幕放送、解説放送及び手話放送について、視聴覚障害者、高齢者に十分配慮し、
 総務省が策定した「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」を達成するよう努めること。
 特にできる限り全ての大規模災害等緊急時放送における字幕放送の実施及びCMへの字幕付与の普及に留意すること。」
 とされています。

 いうまでもなく、放送には「公共性」が問われますが、この「公共」から聴覚障害者を排除することのないよう
 速やかに対応してくださいますようお願いいたします。

 なお、手話通訳を配置するにあたっての手配業務など、必要とあれば支援できる可能性があります。
 共に取り組むこともできますので、それも含め、ご検討をお願いいたします。

2.緊急災害時に、特定非営利活動法人CS障害者放送統一機構に対し、
 ローカル番組を含むニュース、その他の必要な情報を速やかに提供してください。
<説明>
 特定非営利活動法人CS障害者放送統一機構が放送している「目で聴くテレビ」は
 以前ピクチャー・イン・ピクチャー機能を活用して「手話通訳と字幕」を付与した放送を実施しました。
 「目で聴くテレビ」を受信するアイ・ドラゴンⅢを持っている聴覚障害者・施設では、
 これにより地震情報を一般視聴者と等しく得ることができました。
 特定非営利活動法人CS障害者放送統一機構と連携することにより、
 緊急災害時の「手話と字幕」を付加した放送を実施することができます。

                                                以 上
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