映画監督の松山善三さん死去 「名もなく貧しく美しく」

2016.09.03 10:24|情報
以下、朝日新聞DIGITAL より引用

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映画監督で脚本家の松山善三(まつやま・ぜんぞう)さんが8月27日午後8時41分、
老衰のため死去した。91歳だった。近親者で葬儀を営んだ。

社会的弱者をヒューマニズムの視点から描いた作品を数多く発表した。
ろうあ者同士の夫婦が戦争末期から戦後までを生き抜く「名もなく貧しく美しく」で1961年に監督デビュー。
サリドマイド薬害で肢体が不自由に生まれた女性が自ら主演し、明るく生きる姿を描いた劇映画「典子は、今」(81年)は
大きな反響を呼んだ。

神戸市生まれ。岩手医学専門学校(現岩手医大)中退後、48年、松竹大船撮影所に入社。
木下恵介監督の「二十四の瞳」などに助監督として参加した。
54年から脚本家として活動。小林正樹監督の「人間の條件(じょうけん)」シリーズや成瀬巳喜男監督の「乱れる」、
豊田四郎監督の「恍惚の人」などを手がけた。
脚本が一般公募された77年の角川映画「人間の証明」(佐藤純弥監督)ではプロの松山さんの脚本が選ばれた。
他の監督作品に「母」「虹の橋」など。

「二十四の瞳」に主演した俳優の高峰秀子さんと55年に結婚。
2010年に高峰さんが死去するまでおしどり夫婦として知られた。
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